包茎は、病気のリスクはもちろん男性にとってコンプレックスになりやすいものです。
特に、パートナーに見られたくないと感じる人は多く、それを自分で解消しようと考える人も珍しくありません。
ただ、実際に解消しようと対策をするときには最低限守らなくてはいけないことがいくつか存在します。
間違った方法を行ってしまうと、逆に症状が悪化してしまう可能性もあります。
正しい方法で包茎の矯正を行えば、患者によっては自分で状態を改善できる可能性は存在します。
ですから、まずは包茎の仕組みを理解して正しい対策を知っておきましょう。
矯正ができる包茎を知ろう
一般的に、包茎には3つの種類があってそれぞれの症状で行える対策は全く異なります。
この中でも、自力で症状を改善できる可能性があるのは仮性包茎という症状です。
真性包茎とカントン包茎については、ムリに自分で行ってしまうと取り返しのつかないことになる可能性があります。
仮性とはいっても、その状態は患者によってかなり違います。
単純に、勃起をすることで亀頭を露出させることができる患者もいれば、勃起をしただけでは露出させることが難しい人も存在します。
自分の手でめくることはできても、陰茎の小ささから陰茎の全てをだすことができない人もいるのです。
こういった重度の患者に関しても、仮性包茎の範囲内であるのならば改善の余地はあります。
反対に、真性やカントンに分類されるものは、非常にデリケートな問題です。
特に、真性だと判断された場合には、きちんと病院側で検査を受けて治療を受けなくてはいけません。
カントンについても、症状が重いときには患部が壊死してしまう可能性があるため放置をしてはいけません。
自分で問題を解決できないものに関しては、無理をするのではなく迷わず病院に相談をして状態をチェックしてもらうことです。
無理のない方法は少ない
自分で包茎を矯正する方法では、安全性が高く無理のない方法は実は多くはない現状です。
大半の方法は、包皮をめくってその状態を維持するものです。
基本的に、包茎は亀頭と包皮の関係性に問題が存在することで発生します。
例えば、重症度が低い仮性包茎であっても、勃起をするとき以外に亀頭を露出させることは難しい現状です。
こういった状態になってしまうのは、包皮をめくった状態で陰茎を保ち続けることができないからです。
刺激や痛みに慣れていないという背景もありますが、何よりも陰茎の長さや包皮の短さなどが相まって、陰茎に与える刺激や痛みが大きくなってしまうことに問題点が存在します。
ですから、自分で矯正をしたいと考えている場合には、まず包皮をめくってその状態を維持しなくてはいけなくなるのです。
こういった矯正を行うときには、専用の器具を医療用テープを使うことが一般的です。
代表的なものでは、包茎リングと呼ばれるものが存在します。
包皮をめくってそのままの状態で保ち続けることができるものです。
ただ、上述のように無理に保ち続けると痛みや刺激に耐えきれなくなる可能性もあり、場合によっては患部が壊死する可能性もあるため絶対に無理はしてはいけません。
自分では難しいと感じたら病院に相談しよう
矯正を自分で行うときの難点は、状態の判断が難しいという点です。
例えば、カントン包茎はムリに包皮をめくることで亀頭を圧迫し、その影響で痛みや出血などが生じてしまう症状です。
包茎の矯正器具を利用すると、確かに一見すると状態が良くなっているように見えます。
しかし、その状態をムリに保ち続けるとカントン包茎になってしまってむしろ状態が悪化してしまうリスクも存在するのです。
実際に、包茎リングや医療用テープで包皮を無理に引っ張ると、その部分が切れてしまって出血する可能性は十分にあります。
包茎の問題点は、亀頭を自分で露出させないと清潔な環境を保ち続けることができないという点です。
仮に、このように矯正に失敗して出血が生じたときには、患部を綺麗にして細菌が溜まりづらい環境を作らなくてはいけません。
ところが、そもそも包茎の患者はこういった環境を作りづらい状態にあるため、悪循環に陥ってしまう可能性も存在します。
ですから、自分で矯正治療ができないと判断したときには、すぐに病院で相談することが大切です。
自分で矯正治療の際中であっても、早期に相談をすればアフターケアを含めてきちんと対応してもらえます。
まとめ
包茎の症状によっては、確かに自分で矯正を行える手段は少ないながら存在します。
亀頭を常に露出させるようにすれば、清潔な状態を保ち続けることができますし、うまくいけば包皮を伸ばすことができる可能性もあります。
しかし、成功しなかったときにはリスクも生まれます。
逆に亀頭や包皮を傷つけてしまって、患部が不衛生な状態になる可能性も否定できません。
無理な方法を利用すると、カントン包茎に悪化してしまうリスクも存在します。
そのため、自分で矯正をするときには無理のない範囲で行い、対処ができないと判断した場合にはすぐに病院に相談すると良いでしょう。
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